
屋久島は一言で表すと「不思議な島」でした。降り立ったときからそれは感じていました。思っていたほど田舎ではないけれど、今まで見たどの田舎とも違う、独特の雰囲気が屋久島にはありました。
初めての離島だったので、「離島ってこういうものなのかなぁ」となんとなく思ってしまいました。
総務部 誉田
由喜
| 明るい日差しと雨雲が同居しており、 島の天候は急激に変化する |
関西空港から鹿児島まで飛行機で約1時間、そこから高速船で約2時間。その間爆睡し続けていたためまだちゃんと意識を保てないのか、島に上陸しても実感が湧かず、気持ちが高ぶることはありませんでした。他の皆さんも同じような気持ちだったようで、一日目は買出しに出かけ、後は宿でダラっと過ごして屋久島を持て余していました。スコールのような屋久島の雨の洗礼はしっかり受けましたが・・・。 リュックサックに水筒やらカメラやら荷物をつめ、翌日のハイキングの用意をしている頃にようやくワクワクしてきました。 |
ハイキング当日、山から海を望む この日、雨にたたられることはなかった |
コースの説明をするガイドの中村さん 実は雨の日の風景が大好きとのこと |
屋久島に来たという実感が湧き、その不思議さを目の当たりにしたのはやはり山に入ってからでした。一面の緑、今までそんな森を見たことはありません。私たちのハイキングコース、白谷雲水峡の森は苔に囲まれた森でした。岩にも大木にも、緑の苔がびっしりとついていました。 「苔」と聞くと、ねっとりやじめっとしたイメージが先行してしまいますが、屋久島の苔はそんな偏見を一掃してくれました。たっぷりの雨でぐんぐん伸びた苔は、触るとフサフサしていて寝転んだら気持ちよさそうでした。 雨の多い屋久島では水をふんだんに吸った苔が木々の成長を促し、この大きな森を作り上げているのだそうです。雨と苔により育てられた大木たちは、大人一人では抱えきれないぐらい太く圧巻でした。 |
実に立派な苔です その美しさに感激 |
樹齢約3,000年の弥生杉 |
ハイキングのガイドをしていただいた中村慎治さんに、いくつか名前のついた屋久杉を紹介していただきましたが、どの木もそれに劣らぬ存在感を放っていました。 白谷雲水峡は空気中の水分量が多いためか、雨には打たれませんでしたがいつの間にか霧が立ち込めており、より一層幻想的な雰囲気を創りあげていました。見たこともない大木や大きな岩に囲まれ、人は自分の存在の小ささに気付き、押し黙るのかもしれません。 しかし私たち大阪人はそうはいきませんでした。ガイドの中村さんに絡む絡む。小ネタを見つけては喋る喋る。そしてゲラゲラと笑う笑う。私たち大阪人の気質は屋久島でもそのまんまでした。 |
奉行杉 |
くぐり杉 |
二代大杉の前で記念撮影 |
三本足杉にてお決まりのポーズ |
大騒ぎしている私たちに 「そのうち飽きるくらい見かけますから」 と中村さん |
そんなやかましい私たちを快く出迎えてくれたのは、屋久島の鹿たちでした。天敵のいない屋久島の鹿はまったく人を恐れず、愛らしい瞳でこちらを見たかと思えば、すぐに私たちの存在には目もくれず葉っぱを食べていました。 |
宮崎駿監督はその動きを参考にした |
宇宙生物に侵略されたように見えます 様々なイマジネーションを膨らますと 山歩きはいっそう楽しくなります |
白谷雲水峡は『もののけ姫』の森として有名ですが、他のジブリ映画でもモデルとして使われているそうです。大木の幹がうねりながら地を這っている姿は『天空の城ラピュタ』を思わせました。岩にコケが張って丸くなったのがたくさんある景色は『もののけ姫』のコダマがたくさんいるように見えました。 |
目的地だった「もののけ姫の森」に到着 1枚の壮大な絵画のような印象でした |
樹木が水を吸い上げる音を聴く |
たっぷり6時間かけて歩き回り、満喫し過ぎるくらい満喫しましたが、まだまだ屋久島の「や」の字も私は理解していません。必ずまた訪れたいし、今度は縄文杉コースに挑戦したいなと思っています。
最後に、ガイド中村さんの言葉を借りると「屋久島の魅力は実際に目で見て体で触れた人にしかわからない」とのことです。私も実際に体験してそう思います。写真で見るより、何倍何十倍も本物の屋久島の景色は壮大で幻想的です。このレポートで少しでも興味を持っていただいた人には、屋久島の不思議さを是非体感してほしいと思います。 |
「また来たいよ〜!」 |
★写真集その1 〜白谷雲水郷ハイキング〜 とき:2007年9月26日(水)
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★写真集その2 〜海ガメの産卵地・いなか浜〜 とき:2007年9月27日(木)